メールでは送れない大きなファイルを送りたい場合の、大容量ファイル転送サービスの使い方

メールでは送れないような大きなファイルを送りたい。

友人が、「大量の写真を一つに圧縮したファイルを送りたいのに、サイズが大き過ぎてメールで送れない」と嘆いていました。(聞けば、3GBのファイルとのこと。そりゃ無理だよね…)

メールでどれくらいのサイズの添付ファイルを送れるかは、送信側や受信側のメールサーバーの設定にもよるのですが、10MBがせいぜいです。

大きいファイルを送る方法

そんな時は、大きなサイズのファイルをやり取りできるサービスがあります。「大容量ファイル転送サービス」と言って、次のような仕組みです。

  1. 自分のパソコンにあるファイルを、ファイル転送サービスのサーバーにアップロードします。
自分のパソコンにあるファイルを、ファイル転送サービスのサーバーにアップロードします。
  1. アップロードが終わると、そのファイルをダウンロードするためのURLが発行されます。
    このURLをコピーし、メールの本文に貼り付けて、「ここからダウンロードしてください」と一言添えて、送りたい相手にメールします。
アップロードが終わると、そのファイルをダウンロードするためのURLが発行されます。このURLをコピーし、メールの本文に貼り付けて、「ここからダウンロードしてください」と一言添えて、送りたい相手にメールします。
  1. メールを受信した相手が本文中のURLをクリックすると、ダウンロードが始まります。
メールを受信した相手が本文中のURLをクリックすると、ダウンロードが始まります。

このように、ファイル転送サービスのサーバーを介してファイルをやり取りする訳です。メールで送るのはURLだけでよくなる訳ですね。

大容量ファイル転送サービスの使い方

最も一般的に使われているfirestorage(ファイヤストレージ)を例に、大容量ファイル転送サービスの使い方をご紹介します。

 

firestorageのページを開きます。
http://firestorage.jp/

firestorageのページにアクセスします。

「ファイルをアップロード」にチェックを入れます。すると画面がこのように変わります。

「ファイルをアップロード」にチェックを入れます。すると画面がこのように変わります。

必要に応じて、保存期間を変更します。また、パスワードを設定して、相手がそのパスワードを入力しないとダウンロードできないようにもできます。
※パスワードを設定しないと、ダウンロード用のURLを知っている人なら(保存期間内なら)誰でもダウンロードできてしまうので、機密性の高いファイルの場合はパスワードを設定しましょう)

必要に応じて、保存期間を変更します。また、パスワードを設定して、相手がそのパスワードを入力しないとダウンロードできないようにもできます。

送りたいファイルを、ドラッグ&ドロップします。

送りたいファイルを、ドラッグ&ドロップします。

すると画面の下の方で、アップロードの進行を表すバーが出ます。
※ファイルが大きいと、ここでとても時間がかかります。できるだけ速い回線に接続した状態でやりましょう。

すると画面の下の方で、アップロードの進行を表すバーが出ます。

アップロードが完了すると、ダウンロード用のURLが発行されます。これをコピーしてメールの本文に貼り付け、送りたい相手にメールすれば完了です。
URLは通常バージョンと短縮バージョンが発行されますが、どちらでも同じです。

アップロードが完了すると、ダウンロード用のURLが発行されます。これをコピーしてメールの本文に貼り付け、送りたい相手にメールすれば完了です。

大容量ファイル転送サービスは下記で紹介するようにいくつかありますが、使い方はいずれもほとんど同じです。

大容量ファイル転送サービスまとめ

主な大容量ファイル転送サービスをまとめてみました。ここで紹介したものはいずれも、無料で利用できますよ。(それぞれ、1ファイルの大きさ上限が引き上げられるなどの特典がある有料プランあり)

※表は、いずれも無料プランの場合。
※2017年4月時点の情報です。

  firestorage
(ふぁいやすとれーじ)
GigaFile便
(ぎがふぁいるびん)
宅ふぁいる便
(たくふぁいるびん)
1ファイルの
大きさ上限
250MB 75GB ファイル数10個、
合計300MBまで
全体の容量制限 なし なし
保存期間 最長7日間 最長14日間 3日間

GigaFile便が、最も大きいファイルを送ることができ、なんと最大75GBです! すごいですね…

とは言ってもあまり大きなファイルはアップロードにとても時間がかかりますし(アップロードがうまくできない不具合も多く起こります)、ダウンロードする相手方も時間がかかってたいへんです。ほどほどにしておきましょう。

その他の方法

大容量ファイル転送サービスは上記でご紹介した他にもあります。
また、大容量ファイル転送サービスの他に、Googleドライブなどのクラウドストレージサービスを使ってファイルの受け渡しを行う方法もあります。機会がありましたらこれもご説明したいと思います。

ではまた~(  ̄∇ ̄)